(3)ツリークライミングとロープワークでの伐採

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前の記事のスパーでのエノキとケヤキの伐採、素登りでのエノキの伐採が終了した後、日にちが替わり、今度は電線に被ってしまっているエノキ、アカガシ、ケヤキの伐採に朝から取り掛かりました。


この3本は一見簡単に見えて、すぐに終わるだろうと甘く見ていました。しかし木に登ってみると枝が結構な勢いで電線を超え反対側まで伸びてしまっています。しかも電線の中に光ファイバーらしき細い線が単独で張られていました。


これは少しの衝撃でも与えたらまずいということになり、細心の注意を手順を踏んで作業しなければならないと、時間は無視して作業を進めることに決めました。


作業としては大きいまま下ろせないので枝の先端まで行ってなるべく小さく落とす方法にし、細くて頼りないアンカーしかなかったのですがDRTをセッティングして体重を預け、直径5cm位の枝先まで行って電線を超えてしまっている枝先をまずは自由落下で落としました。


その後、ブログの題にはロープワークと大げさに書きましたが、ただのナチュナルクロッチでの枝下ろしを地上のマリと組んでやりました。この際は枝が電線に引っ掛からないようなるべく1本の棒に近い形になるように何回にも分けて下ろしました。なので時間は掛かってしまいましたが、電線に被害の出ることなく無事に枝を下ろすことができました。


後から考えるともっと大きいまま落とすいい方法も浮かんでくるんですが、保全対象が守れたので良しとしたいと思います。


その後、電線が関係なくなってからは自由落下で短コロを落としたり、受けを作って伐倒方向にロープで引っ張ったりと作業は進み、最終的に地上2mでカットして終了できました。


最後に一番でかいケヤキが残りました。それは次の記事で書きたいと思います。では。