保全対象に囲まれた境界木、スパーで登って伐採
昨日 spur climbing で動画を検索してたら外国でものすごく高い木をスパーで登って切ってる動画を見つけました。
たぶん樹高は30m位あるであろう高い木で、モミのような感じでマツのような千葉県では見かけない木でしたが、この外人の伐採屋さんはどんどん登っていってMS192Tを使って枝を次々に落としていき、最後はトップカットまでやってました。
ハーネスはスプリットサスペンションのタイプでブリッジのところに付いてるD環にランヤードを付けてスパーで素早く登ってましたが、動画を見てるだけでこっちが怖くなってきて、外人さんはすげーなとつくづく思いました。
それで今日、僕も真似したわけじゃありませんが、スパーでの伐採をしてきました。と言っても比較にならないくらいの手頃な大きさの木です。樹高はせいぜい15m位でしょうか。
ただ保全対象が多くて、まずすぐ左に交通がそれなりにある道路があり、すぐ後ろには裏の家の植木が植えてあって、右には梨の棚があり、特に右の2本は使えるスペースが前に少ししかない状況でした。
なのでいきなり根元から切ることは出来ず、スパーで登っていって少しづつ切っていく方法となりました。
枝は掴みながら切って空いてるスペースに投げて落とし、幹も2m位づつグランドワーカーにロープを引いてもらい自由落下での空いてるスペースに落とす方法で切りました。
なんだかんだで午後3時には梨の棚にも後ろの植木にも被害がでることなく無事に終了する事ができました。
今年になって何回かスパーとミドリ安全の安全靴(消防用のレスキューの物)の組み合わせで使いましたが、やっと慣れてきました。足の裏もそう痛くはならないし結構いいかもと思ったりしてます。